連続講座「面とはどんなアトリエか?」第三回<br>いぬのせなか座 meets 連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」

2023.7.2

連続講座「面とはどんなアトリエか?」第三回
いぬのせなか座 meets 連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」

出演

山本浩貴(いぬのせなか座)、鈴木一平、七里圭

タイムスケジュール

7/2(日)
15:30 開場
15:50 参考上映『The cleaning lady after 100 years : Spectre』(19分)

※上映後、転換作業を行いますので、一度退出をお願いします。

16:40 再開場
17:00 トーク開始

※トークからのご参加も可能です。

料金

2,000円

7.2 15:50※上映17:00※トーク
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どうも、七里圭です。
いやあ、困った。ついに私の発表する番が回ってきてしまいました。
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タイトルにもあるように、この講座のテーマは「面」。
面とは、紙面はもちろん、キャンバス、スクリーン、はたまた岩肌でもあり。つまり、人類の黎明期から私たちは、この「面」と向き合い、つきあい。表現したり、感動したり、生きてきたわけですが。もっぱらそれが、スマホのタッチパネルやPCのディスプレイとなった今、何が変わり、起きようとしているのか? 制作者の立場から話し合い、考えてみようというのが主旨でして。
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で、第一回は山本浩貴さんが、この変容した面を相手にするには、よっぽど戦略的に臨まないと、搾取されるしシンドイし。全然楽しくならんのよということを、徹底的に分析・検討・提示してくれまして。なるほど、だから「言語表現を酷使する(ための)レイアウト」なのか、深いなあと。勝手に、恐れ入った次第。
(ご関心ありましたら、詳細はアーカイブで! こちらで購入可能です)。
そして、第二回は鈴木一平さんが、詩にとって(紙)面は「言葉の踊り場」なのだという視点で、日本の近現代詩の歴史や変遷を概説してくれて。改めて、インターフェイスが紙である詩は印刷芸術でもあるんだなあとか、口語自由詩になったから「詩とは何か」という問いが生まれたのかなど、教えられ、気づかされ。
(第二回のアーカイブも発売開始します! 詳細はこちらから)。
ああ、こんな俊英たちのように、明晰に事象をまとめて人前で語ることなんて、自分には無理だあと頭を抱えているわけです。
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もともと、この講座シリーズは私が勉強するために始めたもので。「映画以内以後辺境」(2014~2018年)からすると、もう十年。いやはや、のほほんと大して何もせずに過ごしてきてしまいましたが、ボンクラなりに考えていたことはありまして。それは、映画はどこから来たもので、何だったのかということ。まだまだ覚束ないながら、自分がしてきたことも例にしながら、話してみようかと思います。
イメージの話が主になりますが、頼もしい山本・一平両氏がこれまでの世界認識モデルという「面」から、言語表現のフィールドへ敷衍してくれるでしょうし、身体表現や音について考えている方にも、何かのヒントになるのではないかと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

予約方法:
info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「面とはどんなアトリエか?」本文に「名前」「電話番号」「枚数」「参考上映から参加 or トークから参加」をご記入ください。複数名でご予約の場合、全ての方のお名前と電話番号をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、必ず事前にご一報ください。
ご来場の際はマスクの着用をお願いします。また入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮ください。

連続講座「面とはどんなアトリエか?」 アーカイブチケット:
価格 1,500円
第一回
https://scool.stores.jp/items/641c0198427a88002c709f9c
第二回
https://scool.stores.jp/items/647c3ab8ee8b3e002a61a9fd


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連続講座「面とはどんなアトリエか?」第二回
出演:山本浩貴(いぬのせなか座)、鈴木一平、七里圭
日時:2023年4月15日(金)18:00 トーク開始
会場:SCOOL
イベント詳細:https://scool.jp/event/20230415/
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<動画アーカイブ>
出演:山本浩貴(いぬのせなか座)、鈴木一平、七里圭
構成・撮影:七里圭
制作・録音:土屋光
制作と撮影の助手:小野寺里穂、山本伊等
機材協力:高橋哲也
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<発表スライド>
作成:鈴木一平
デザイン:山本浩貴(いぬのせなか座)
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※チケットに記載のURL先から動画アーカイブをご視聴ください。
※トーク(4時間程度)のアーカイブ映像になります。
※各URLを無許可で第三者に共有することを固くお断りいたします。
※各データを無許可でネットワーク等を通じて送信できる状態にすることを禁じます。

作品情報:
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『The cleaning lady after 100 years : Spectre』
2022年/19分/HD
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白髪の清掃婦のもとに若かりし頃の母の亡霊が現れ、子を産まず孤独に生きる娘の人生を嘆く。しかし、老女は母に反論する――2019年に早稲田小劇場どらま館で上演された映像舞台劇「清掃する女」をキャプチャーし、変換の際に起きるノイズ/エラーを演技あるいはコレオグラフとして捉える、デジタル変換におけるリ・クリエーションをコンセプトにした作品。AIによる複式夢幻能。人間の果て。
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第36回イメージフォーラム・フェスティバル 東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション 正式出品
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監督:七里圭
CGエンジニア:早川翔人
電子音響効果:池田拓実
オリジナル音楽・歌唱:さとうじゅんこ
電子音楽作曲:檜垣智也
原作:新柵未成、七里圭
撮影監修:高橋哲也
企画協力:土居伸彰

お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp

七里圭

映画監督(公式プロフィールはこちら→ http://keishichiri.com/jp/profile/ )。今夏8月上旬に、早稲田小劇場どらま館で映像パフォーマンスを上演します。プログラムは2演目。「石巻ハ、ハジメテノ、紙ノ声、、、」と「清掃する女」を新演出で披露します。詳細は近日告知開始。乞うご期待下さい。連続講座も頑張ります!(「映画以内、映画以後、映画辺境」の講座アーカイブも進めています。→ https://note.com/shichirikei/

山本浩貴

1992年生。言語表現・レイアウト。小説や詩やパフォーマンス作品の制作、書物・印刷物のデザインや企画・編集、芸術全般の批評などを通じて、〈私が私であること〉の表現あるいは〈私の死後〉に向けた教育の可能性について共同かつ日常的に考えるための方法や必然性を検討・実践している。主な小説に「無断と土」(鈴木一平との共著、『異常論文』ならびに『ベストSF2022』掲載)、主な批評に「死の投影者による国家と死」(『ユリイカ』2022年9月号 特集=Jホラーの現在)、主なデザインに「クイック・ジャパン」(159号よりアートディレクター)、主な企画・編集に『早稲田文学』2021年秋号(特集=ホラーのリアリティ)。2015年より主宰する「いぬのせなか座」は、小説や詩の実作者からなる制作集団・出版版元として、各種媒体への寄稿・インタビュー掲載のほか、パフォーマンスやワークショップの実施、企画・編集・デザイン・流通を一貫して行なう出版事業の運営など多方面で活動したのち、2021年末をもって第一期終了、現在は山本のみを固定メンバーとした流動的なかたちをとっている。

鈴木一平

1991年、宮城県生まれ。「いぬのせなか座」「Aa」参加。2016年に詩集『灰と家』(いぬのせなか座)を刊行、同書で第6回エルスール財団新人賞受賞、第35回現代詩花椿賞最終候補。