鴻英良 追悼企画トークイベント Vol.1<br>「わからないけどわかりたくなるわからなさの二乗 鴻×フォアマン」

2025.12.20

鴻英良 追悼企画トークイベント Vol.1
「わからないけどわかりたくなるわからなさの二乗 鴻×フォアマン」

登壇者

巻上公一(超歌唱家、ソングライター、詩人、プロデューサー)

奥山緑(日本大学芸術学部演劇学科主任、演劇プロデューサー)

日時

12/20(土) 15:00〜18:00

15:00〜
リチャード・フォアマンの「Sophia= (Wisdom) Part 3: The Cliffs」(字幕なし)上映(約60分)

16:15〜
巻上公一、奥山緑による対談

参加費

2,000円

※要事前申し込み
※当日視聴できない場合、お申し込みいただいた方には、イベント終了後、アーカイブ動画をご覧いただけます。
※終了後に懇親会(別途会費1,500円程度)もあります。ぜひ合わせてご参加ください。

12.20 SAT15:00〜18:00

「Thinking with Joy, Together――
これこそが演劇の本質的姿だったのだ。
私の思考が他者の思考と干渉しあう。
劇場には波動のように伝わる何かが生起しているからだ。」
――鴻英良
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2024年12月に逝去された批評家・鴻英良氏の追悼集(12月末頃刊行予定)の出版に合わせて、
氏の遺した言葉から出発し、いま私たちが考えるべき「21世紀の芸術」について議論を交わす連続トークイベントの第一弾を開催します。
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鴻英良は、アメリカ実験演劇の巨匠リチャード・フォアマンを、鋭い批評と舞台実践を通じて日本に紹介してきた。フォアマンの作品は、「脳の中の世界が舞台の上に現実化したよう」と評されるほど、意識と感覚の狭間を揺さぶる独特の世界をつくり出す。
本トークでは、その難解さを恐れず、感覚のままに受けとめながら、『反響マシーン―リチャード・フォアマンの世界』(巻上公一・鴻英良編)やフォアマン自身の《Manifest》を手がかりに、巻上公一と奥山緑が“わからなさ”の魅力を語り合う。
フォアマンの映像作品《Sophia = (Wisdom) Part 3: The Cliffs》(1972)を字幕なしで上映し、鴻が見いだした“知の実験場”を、映像とテキストを通して追体験する。

お申込み:
https://forms.gle/dQsZpQ7Gv6nduv3F8

鴻英良 追悼集『鴻英良 ― 21世紀芸術への眼差し』
ただいま先行予約を受け付けています。
▶︎ https://x.gd/HD7Vp

お問い合わせ:
猿の演劇論
thetheatretheoryoftheapes@gmail.com

巻上公一(超歌唱家、ソングライター、詩人、プロデューサー)

1978年結成のヒカシューのリーダーとして作詞作曲はもちろん、声の音響やテルミン、口琴を使ったソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイは日本の第一人者として知られ、サウンドポエットによる演劇「チャクルパ」シリーズやJAZZ ART せんがわ、熱海未来音楽祭など多彩なプロデュースをしている。音楽アルバムはソロ、ヒカシュー含め多数。詩集『至高の妄想』で第一回大岡信賞を受賞。2024年にはニューヨークのFoundation for Contemporary Artsよりアーティスト賞を受賞
http://www.makigami.com

奥山緑(日本大学芸術学部演劇学科主任、演劇プロデューサー)

日本大学芸術学部演劇学科教授。㈱西武百貨店(銀座セゾン劇場)、(財)神奈川芸術文化財団、世田谷パブリックシアター等を経る。Arts Administration program, Teachers College, Columbia University留学を経て1999年に舞台芸術の企画制作会社(有)アムアーツを設立したのはリチャード・フォアマンの芝居を日本に招聘したかったから。(公財)埼玉県芸術文化振興財団理事。