ことばの学校第三期修了展
「そこから何が見える？」

<展示概要・ステートメント>
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その日、わたしたちは映画美学校の教室に「ことばの学校」第三期生として集まった。
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わたしたちは創作と批評の二つのコースに分かれ、何人かの全く違った講師に学び、
それぞれに見えている世界を、一人ひとりのやり方で咀嚼した。
わたしたちはみな別の場所に住み、別の育ち方をし、別の文章を書き、
講義を通してそれぞれ別の変容を遂げた。
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修了展ではわたしたち固有の世界を、机に置かれた冊子として、モニターで再生される映像として、
あるいはステージ上のパフォーマンスとして展示する。
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それぞれの書き手はどこにいるのか。そこから何が見えているのか。
何を選び、どう考えたのか。どう書いたのか。
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あなたはわたしたちのいずれとも違った場所から来た。
あなたと似た作品に出会うかもしれない。
想像もつかないくらいに異なった作品に出会うかもしれない。
あなたにとってそれは、どんな出会いになるだろうか。
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これらの作品が、わたしたちから見えている世界だ。
あなたは、そこから何が見える？

ことばは剣ではない。
ことばは鎧でもない。
ことばは魔法の呪文。
宝の箱を開ける鍵束。
いや、
昔ある作家が述べたように、
宝の箱を開ける鍵こそが宝なのだ。
ぜひ、鍵を見つけにきてください。
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佐々木敦（ことばの学校主任講師）

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