中林舞ソロ企画 vol.1「ゴーストの友人」

ドラマチックな事は起きないし、登場するのはわたくし。わたくしという現象です。ひっそりとした世界を呼吸して、ただの珈琲を飲みます。（わたくしはあらゆる姿をした変化する多様で透明な幽霊の複合体）わたくしの正体を忘れては、また思い出すために。
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北川陽子

― 中林舞より ―
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「ゴーストの友人」のページを訪ねて下さった皆さま、ありがとうございます。
いかがお過ごしでしょうか？
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コロナ禍前の2018年にソロ企画公演「HAMARU」を上演して以来、約4年半ぶりにソロ企画公演を行うことにしました。
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わたしはこの数年、
現実に起こると思わなかった出来事の、点が線になり、まるで世界線がガーーッと横にスライドし、吸い込まれ、変化していくような感覚を持ちながら生活していました。
今までの人生を1本の映画だとすると、続編ではあるが、映画自体が変わったような感覚。
そんな中、今年40歳を迎えたのですが、9年前に亡くなった祖母が「舞ちゃんは40歳からよね」と謎の予言めいた発言をしてきたことをふと思い出し、
何が「から」なのか？もさることながら、
前作の登場人物が直接こちらに訪ねてきたような、奇妙な感覚になりました。
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そういうふと感じる奇妙な感覚や、内側にたまってきたモヤッとしたものを解明して発信したいという気持ちが沸いてきて、
世界線が変わったように感じる今も、信頼する作家のひとりである北川さんや仲間と作品を作りたいと思いました。
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話が飛びますが、
最近、一般人向けの物理学本を読むのがとても好きです。
量子物理学の世界を覗いてみると、自分には見えていない世界の事実・真実・形を覗けて、
覗いた後にまたこの世界を見ると、今までよりもフラットな目線で物事を見つめられるようになり、優しくなれるような気がします。
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生きていると、自分の目には見えない世界や、見えない事実・真実があることを忘れてしまいがちなので、そんなことを定期的に思い出し、目線をフラットにできる時間が必要だよなと感じますし、それが芸術の役割の一つでは？とも思っています。
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発信したものへの反応を感じたい気持ちが強い人間なので、
様々な方々に観に来ていただけたらとても嬉しいです。
劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

<チケット情報>
予約フォーム：https://torioki.confetti-web.com/form/1832（カンフェティ）

<クレジット>
舞台美術：佐々木文美（FAIFAI）
照明：松本永（eimatsumoto Co.Ltd.）
音響：佐藤こうじ（Sugar Sound）、田上篤志(atSound)
衣裳：藤谷香子（FAIFAI）
映像：林靖高、中林舞
制作：山ノ内えま
宣伝デザイン：廣岡孝弥
宣伝イラスト：テラマツサラン
協力：FAIFAI、ユングラ、プリッシマ
ARTS for the future! 2 補助対象事業

<ご来場の皆さまへのお願い>
新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場の皆様におかれましてもご来場前に体調チェックをお願いいたします。
以下のお客様はご観劇をご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
・37.5度以上の発熱がある方又は平熱に比べて高い発熱がある方。
・咳、 喉の痛み、 呼吸困難、全身倦怠感、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害等の症状がある方
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方
※誠に恐れ入りますが感染症拡大防止の観点より、お祝い花（ロビー花・楽屋花）、プレゼント、お手紙など差し入れは辞退申し上げます。

お問い合わせ：
中林舞ソロ企画
yasihamaru@hotmail.com