カナリアーズ 第一回公演『ガガたち』

2022.6.23 - 6.26

カナリアーズ 第一回公演『ガガたち』

作・演出

矢野昌幸

出演

久保田響介、永山由里恵(青年団)、福井夏(柿喰う客/しあわせ学級崩壊)、矢野昌幸、米川幸リオン

日程

6/23(木)19:30
6/24(金)15:00 / 19:30
6/25(土)19:00
6/26(日)14:00 / 18:30

料金

予約 3,000円 当日 3,300円
U-22 2,000円
U-18 1,000円

6.23 -19:30
6.24 15:0019:30
6.25 -19:00
6.26 14:0018:30
  • 開場は開演の30分前から

えー、初めまして。矢野昌幸と申します。33歳。バイトをしながら小劇場で活動をしている、しがない俳優でございます。この度、“カナリアーズ”という劇団で、自分が作演出をする公演を三鷹のSCOOLでやります!カナリアーズは新型コロナウィルスが猛威を振るい始めた2020年6月に旗揚げをし、炭鉱のカナリアのように、コロナ禍で演劇の公演が相次いで中止となる中、最初に公演をする劇団になろうと決意し、“カナリアーズ”と命名、ですが、決意してもう2年経ち、演劇の公演なども普通に行われる世の中になり、ただの小鳥に相成りました。あいすいませんね!もう怖いもんなんかね!後ろ盾もね!ガラ空きだね!おい、そこのチキン野郎、ビビってね、で、来い!Twitterに悪口は書くんじゃね!友達だけ来い、友達だけね。–––––愛をこめて。
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矢野昌幸

_俳優・矢野昌幸をはじめて観たのは、彼がアクターズ・コースを修了した映画美学校のコラボレーション作品として製作された映画『イヌミチ』(万田邦敏監督)の主演としてだった。その時にも技術と個性を併せ持つ魅力的な俳優だとは思ったが、彼の名前を強く意識することになったのは、何といっても破竹の勢いというべきその後の膨大な舞台出演によってである。二〇一〇年代の小劇場シーンに登場した気鋭の演劇作家たちの作品群、あるいは中堅やヴェテラン演劇人の野心的なプロジェクトに矢野は次々と出演し、その類い稀な表現力と時に狂気さえ感じさせる集中力、比類なき身体能力を駆使して、またたくまにもっとも「次の舞台」が注目されるキーマン的俳優の座に躍り出た。矢野の出演歴を辿れば、日本現代演劇の近年の傑作・話題作・問題作が一望できるとさえ言ってよい。それは演出家や劇団からの信頼や期待と同時に、彼自身の熱意と研鑽、嗅覚と直感の賜物である。
_そんな矢野が自ら作・演出を務めるカンパニーを立ち上げようとしていることを、私は数年前に本人から耳にしていた。勉強熱心な彼のことだから、さまざまな舞台の上で演技を披露しつつ、自分自身の作品に向けて、ひそかに思いを募らせていたのだろう。だが折からのコロナ禍もあって、具体的な話はなかなか聞こえてこなかった。だが、矢野の自作自演による短編劇『ギニョル』を観て強度のオリジナリティを感じていた私は、大いに期待しつつ、続報を待ち望んでいたのである。
_そして遂に、二〇二二年の夏、矢野は新団体・カナリアーズを率いて第一回公演『ガガたち』を発表するという。舞台に居るだけで、そこに立つだけで、今こことは別の異界への通路を開くことのできる若き怪優が、自らも出演しつつ、劇作と演出もして、初の長編を世に問おうというのである。これが期待せずにいられようか?
_コロナのせいで、演劇シーンにはまだ「二〇二〇年代」が訪れていない。矢野昌幸とカナリアたちは、必ずやニッポンの舞台芸術の新たなディケイド(10年)を切り拓くことだろう。
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佐々木敦

予約方法:
info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「カナリアーズ」本文に「名前」「電話番号」「ご希望の日程」「枚数」をご記入ください。複数名でご予約の場合、全ての方のお名前と連絡先をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
ご来場の際はマスクの着用をお願いします。また入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮ください。

お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp

企画・制作・音響:土屋光
記録映像:森翔太
宣伝美術:大岩雄典
協力:N・F・B
主催:SCOOL

矢野昌幸(やのまさゆき)

1989年4月17日生まれ。神奈川県川崎市出身。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。山縣太一氏に師事。大学卒業後、俳優として小劇場界を中心に活動。作・演出・出演の代表作は『ギニョル』『タコ10泥棒』。これまでの主な出演団体は、オフィスマウンテン、夏の日の本谷有希子、ベッド&メイキングス、野鳩、ジエン社、ロ字ック、犬飼勝哉、ゆうめい、贅沢貧乏、キュイ、ヌトミック、スペースノットブランク、スイッチ総研、ぱぷりか等々。

久保田響介(くぼたきょうすけ)

1995年生まれ。静岡県富士市出身。文学座付属演劇研究所に入所し三年間の養成期間を経て卒業。主な出演作に新国立劇場フルオーディション企画第二弾『反応工程』(演出・千葉哲也)がある。作・演の矢野氏とはテアトロコントに“ミズタニー”として共に出演。

永山由里恵(ながやまゆりえ)

青年団所属。立教大学現代心理学部映像身体学科、映画美学校アクターズコースを卒業。映画主演作に『イヌミチ』(2014/万田邦敏監督)がある他、ナカゴ―、明日のアー、Q、ダダルズ 等様々な演出家、劇団の作品に出演し、活躍は多岐に渡っている。
直近の主な出演作は第64回岸田國士戯曲賞を受賞したQ『バッコスの信女-ホルスタインの雌』

福井夏(ふくいなつ)

柿喰う客/しあわせ学級崩壊 所属。
所属劇団外でも、月刊「根本宗子」、城山羊の会、夏の日の本谷有希子など、多数客演。
また、2022年よりソロプロジェクト「絶対♡福井夏」を始動し、旗揚げ公演では櫻井智也(MCR)を脚本・演出に招き自身がプロデュース・出演を務めた。

米川幸リオン(よねかわこうりおん)

1993年、三重県生まれ。京都造形芸術大学映画学科俳優コースと映画美学校アクターズコースを卒業。2017年にチェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーションに出演で参加し、2019年にチェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』/『消しゴム森』にも出演で参加、2022年には穂の国とよはし芸術劇場PLAT 市民と創造する演劇『階層』(作・演出:岡田利規)に出演と演出補で参加。そのほかの出演に小森はるか+瀬尾夏美『二重のまち / 交代地のうたを編む』、ミヤギフトシ『感光』など。また、映画製作チーム・伯楽-hakuraku-のメンバーとして活動している。