2021.10.22金 - 10.23土
無駄な時間の記録
振付・出演
岡田智代、たくみちゃん、増田美佳、神村恵
日程
10/22(金)19:30
10/23(土)15:00 / 19:00チケット
2,500円(ご予約のみ・各回定員25名)
※23日19時の回は映像撮影が入るため、15名限定
4名のダンサー・振付家が、ダンススコアについてのリサーチや議論を経て、スコアを用いてダンスを立ち上げるプロジェクトです。
ロジェ・カイヨワの『遊びと人間』では、“遊び”とは何も生み出さない無駄な行為であり、遊びをすることが人間の大きな特徴であると語られています。ダンスは、個人の身体だけを用い、何も生み出さないという意味では、“遊び=無駄な行為”の最たるものであると考えることができます。そしてダンススコアは、人間の行為の”無駄さ”を記録するものと、捉えることもできるでしょう。
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身体の動きは、文字や記号で全てを記録するにはあまりに複雑すぎます。このプロジェクトでは、動きの普遍的な記述方法を作り出すことを目指すわけではありません。不完全ながらも動きを書き記し、それを読み解くことを繰り返すことによって、動きの構造を明らかにするとともに、その中に潜んでいる無駄さが現れてくることを期待しています。
公演では、出演者それぞれがスコアを組み込んで作品をつくり、上演します。また、リサーチの中で学んだ記譜法 Language of Dance(ダンスの言語)の一部を紹介し、スコアの実演もおこないます。
予約方法:
info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「無駄な時間の記録」本文に「名前」「電話番号」「希望日程」「枚数」をご記入ください。複数名でご予約の場合、全ての方のお名前と連絡先をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
※ご来場の際はマスクの着用をお願いします。また入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮ください。
お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp
舞台監督:脇田友(スピカ)
舞台監督助手:中村彩世
記録写真:中川周
記録映像:日景明夫
ビジュアルデザイン:石川卓磨
制作:土屋光(SCOOL)
主催:神村企画
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人セゾン文化財団、文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
岡田智代
1956年生まれ。ダンサー。大学卒業後ダンスから離れ国際線客室乗務員として勤務。結婚後三児の母となった後、再び踊り始める。ソロ活動の他、国内外の振付家作品に出演。近年は演劇にも活動の幅を拡げる。親子ダンスや中高年向けのストレッチクラスを開催、支援学校などでもワークショップを行っている。ヨガインストラクター、アムリタ智代。静謐な時間と炸裂するエネルギーを併せ持ち、生きるように踊る。
たくみちゃん
分断のない世界をつくりたい。その過程で独自のインプロヴィゼーションを構築する。パフォーミングアーツ・美術・演劇など領域横断的に活動し、2018年より自身が審査員を務め優勝を決めるコンペティション「たくみちゃん杯」を主催する。言葉だけで伝わりづらい身体表現メソッドを他者と交換可能にする試みとして、ワークショップの活動も積極的に行う。横浜ダンスコレクション2016審査員賞(Aokid×橋本匠として)。
増田美佳
1983年京都生まれ。ダンサー/文筆家。これまでに演劇、ダンス問わずさまざまな作品に出演する。近年はジャンル横断的に活動する流動ユニットmimacul(ミマカル)を主宰し、主に舞台作品を手掛ける。また文筆家、嵯峨実果子としても活動。『ミことば』で平成27年度第33回世田谷文学賞 詩部門受賞。301句会所属。京都市立芸術大学非常勤講師。
神村恵
振付家・ダンサー。2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で公演を行う。2016年より津田道子とのユニット「乳歯」を始動し、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表している。2018年より、ダンス当事者たちによるコレクティブ「ダンス作戦会議」運営メンバー。近年の主な作品に、「彼女は30分前にはここにいた。#2」(2020年、国際芸術センター青森、青森)などがある。2021年度より、セゾンフェローⅡ。