2021.1.24日
Off Site On Siteーーギャラリー/フリー・スペース Off Site(2000-2005)の活動と同時代のシーンを振り返る
出演
細田成嗣(ライター/音楽批評)、金子智太郎(美学/聴覚文化論)
ゲスト
横井一江(音楽ジャーナリスト)
日程
1月24日(日)17:00スタート
観覧料金
無料(要予約)
2000年、東京・代々木にOff Site(オフサイト)というギャラリー/フリー・スペースがオープンした。即興音楽で新たな試みを行っていたミュージシャンが数多く演奏する場として知られるようになるが、2005年にその活動を終止する。
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「ONKYO」という言葉が海外でも広く用いられるようになった時代性からか、「音響系」と呼ばれる弱音系即興の揺籃の地として語られることも少なくない。中にはビバップにおけるミントンズ・プレイハウス、あるいはパンクにおけるCBGBを引き合いに出して語る者もいる。だがこの比較は正しいのだろうか?
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現在の即興音楽シーンおよび音や聴覚をめぐる議論になお影響を及ぼしているOff Siteとはどのような場所だったのか? 本当に「新種の即興音楽の発祥の地」だったのだろうか?
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トーク・イベント「Off Site On Site」では、ゲストにOff Siteをめぐる聞き取り調査を行った音楽ジャーナリストの横井一江を迎えて、いまや伝説化/神秘化されつつあるスペースの実像とその活動の背景を、証言等に基づきながら紐解いていく。
ライブ配信:
https://youtu.be/gJ2tr6hO5RM
※SCOOLの会場およびライヴ配信にて開催。
※会場への入場およびライヴ配信の視聴は無料です。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場では入場制限をする場合がございます。あらかじめご了承ください。
観覧予約方法:
info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「Off Site On Site」本文に「名前」「電話番号」「枚数」をご記入ください。複数名でご予約の場合、全ての方のお名前と連絡先をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
※ご来場の際はマスクの着用をお願いします。また入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮ください。
お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp
※本イベントは国際日本文化研究センター共同研究会「音と聴覚の文化史」報告書出版関連イベントです。
横井一江
北海道帯広市生まれ。ジャズ・即興音楽を中心に音楽雑誌等に執筆、写真を提供。ドイツ年協賛企画『伯林大都会-交響楽 都市は漂う~東京-ベルリン2005』、横浜開港150周年企画『横浜発-鏡像』(2009年)、A. v. シュリッペンバッハ・トリオ2018年日本ツアー招聘などにも携わる。フェリス女学院大学非常勤講師「音楽情報論」(2002年~2004年)。著書に『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷、2011年)。web-magazine JazzTokyo副編集長。The Jazz Journalist Association会員。趣味は料理。
金子智太郎
1976年生まれ。美学、聴覚文化論。東京藝術大学等で非常勤講師。日本美術サウンドアーカイヴ共同主催(2017年〜)。 最近の仕事に学術論文「堀浩哉の一九七〇年代のパフォーマンス──日本における一九六〇年代末の学生運動以後の美術」(『カリスタ』第26号、2019年)、論考「奇妙な認識論──倉重光則の1974年の七つのパフォーマンス」(「倉重光則+天野純治展──ミニマリズムのゆくえ」展覧会カタログ、横須賀美術館、2020年)ほか。
細田成嗣
1989年生まれ。ライター/音楽批評。2013年より執筆活動を開始。『ele-king』『JazzTokyo』『Jazz The New Chapter』『ジャズ批評』『ユリイカ』などに寄稿。編著に『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社、2021年)。主な論考に「即興音楽の新しい波」、「来たるべき「非在の音」に向けて──特殊音楽考、アジアン・ミーティング・フェスティバルでの体験から」など。2018年5月より国分寺M’sにて「ポスト・インプロヴィゼーションの地平を探る」と題したイベント・シリーズを企画/開催。