2020.7.25土 - 7.27月
Creators’ Cradle Circuit Special Meeting in Tokyo
Creators’ Cradle Circuit の東京版リサーチでは、さまざまな舞台関係者とミーティングを重ね、東京を中心に日本の舞台芸術環境について調査をします。今回はテーマを持ったスペシャルミーティングをオンラインで開催。一部、一般の方にも参加いただけます。
▶︎▶︎Vol.1 『「コミュニティ」の代替語を探したい 』
コミュニティにおいてアートが果たす役割は、現代アートにおいて大きな議論のポイントとなっています。本ミーティングでは、「地域性」と関連付けられがちな「コミュニティ」の概念を超えて、今ある現実に応答するために、舞台芸術を作る側、支える側の視点から、社会における多様な芸術のあり方を考えます。
日時:2020年7月25日(土)17:00-19:00(JST)
スピーカー:
岸本佳子(北千住BUoY代表/芸術監督、演出家・ドラマトゥルク・翻訳家)
久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団 常務理事兼プログラム・ディレクター)
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▶︎▶︎Vol.3『消失の価値』
活動と漂泊が一切消えたとき、創造の力はどこへ向かうのか。コロナから遠く離れて、新しい世界システムについて考える。
日時:2020年7月27日(月)19:00-21:00(JST)
スピーカー:
鴻英良(演劇研究者)
桜井圭介(音楽家、ダンス批評家)
言語:日本語、英語(同時通訳、ディスカッション部分は逐次通訳)
参加無料
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お申し込みはこちらから
> https://forms.gle/8Figumg5MVDxhtpVA
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*当日ライブ配信が視聴できない場合、お申し込みいただいた方には、イベント終了後、Karakoa YouTubeチャンネルより録画をご覧いただけます。
お問い合わせ:Karakoa
メール info@karakoa.org
Creators’ Cradle Circuitについて
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Karakoaが主催する越境型移動舞台芸術祭「Creators’ Cradle Circuit」(3Cs)は、アジアの若手舞台芸術家と制作者が共に越境し集い、アジア諸都市を移動しながら作品を育て、新たな舞台芸術の価値や表現を実験するプラットフォーム構築を目的としています。3Csの実現に向けて、2018-19年度は、ソロ(インドネシア)とマニラ(フィリピン)を巡り、2019-20年度は、東南アジアと日本の若手アーティストと共同し、クアラルンプール(マレーシア)、東京(日本)、バンコク(タイ)についてリサーチします。このプロセスをワーク・イン・プログレスとして広く共有しながら、コミュニティとの対話を通してフェスティバルを作り上げていく試みです。
今年度の活動は、COVID-19感染拡大が広がる中、感染予防対策として社会的距離を遵守するため、インターネットを活用した各地域の有識者とのオンラインミーティングやライブ配信されるパブリックフォーラム、そのほか活動の記録映像の配信を中心とするデジタルプラットフォームの構築にも取り組んでいます。
司会:椙山由香
通訳:角田美知代、吉田万里(同時通訳、ディスカッション部分は逐次通訳)
テクニカルスタッフ:土屋光(SCOOL)、日景明夫
会場:SCOOL
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主催:一般社団法人Karakoa
協力:BUoY, Fringe Manila, Low Fat Art Fes, Mee Make A Wish Co. Ltd., Pineapple lab, Prayoon for Art, Rimbun Dahan, SCOOL, Studio Plesungan, Thai Performance Practice as Research, Thinkers’ Studio(アルファベット順)
メディア・パートナー:Arts Equator
助成:国際交流基金アジアセンター アジア・文化創造協働助成
岸本佳子/Kako Kishimoto
北千住BUoY代表/芸術監督。演出家・ドラマトゥルク・翻訳家。2009年より多言語劇団「空(utsubo)」主宰。米国コロンビア大学芸術大学院ドラマツルギー専攻修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。翻訳に、ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマ『ライフ・アンド・タイムズ - エピソード1』(静岡県舞台芸術センターSPAC主催)、ロジェ・ベルナット作『パブリック・ドメイン』(フェスティバル/トーキョー)他多数。これまでに、東京大学、東京女子大学、専修大学ほか兼任講師。2014年2月『林さん』作・演出にて芸創connect vol.7最優秀賞受賞。
久野敦子/Atsuko Hisano
公益財団法人セゾン文化財団 常務理事兼プログラム・ディレクター。多目的スペースの演劇・舞踊のプログラム・コーディネーターを経て、1992年にセゾン文化財団に入職。現代演劇、舞踊を対象分野にした助成プログラムの立案、運営のほか、自主製作事業の企画、運営、江東区・森下スタジオを活用したアーティスト・イン・レジデンス事業の立ち上げなどを担当したのち、2016年より現職。現代演劇・舞踊の創作環境、芸術家支援の方法、国際交流の促進について日々考えている。
鴻英良/Hidenaga Otori
演劇研究者。1948年生まれ。専門はロシア芸術思想。ウォーカー・アート・センター・グローバル委員、国際演劇祭ラオコオン芸術監督、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター副所長を歴任。『シアターアーツ』『舞台芸術』など数々の演劇雑誌の編集長も務めた。著書に『二十世紀劇場ー歴史としての芸術と世界』(朝日新聞社、1998)など。
桜井圭介/Keisuke Sakurai
音楽家、ダンス批評家。「吾妻橋ダンスクロッシング」オーガナイザー。三鷹SCOOL共同運営者。ソロアルバム『IS IT JAPAN?』『HINEMI』。著書に『西麻布ダンス教室』など。遊園地再生事業団(宮沢章夫 主宰)、地点(三浦基 主宰)、ミクニヤナイハラ・プロジェクト、わっしょいハウス(犬飼勝哉 主宰)など舞台音楽も多く手がける。