2018.11.22木
平倉圭ダンス=思考講座
第五回「振り、習慣、体の重さ」
講師
平倉圭
日程
11月22日(木)19:30スタート
料金
1,500円
鹿が去るのを見る。
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周囲の物や生き物のふり・ふるまいが自分の体にうつる。食い込む。と私は感じている。しかし非人間相手の場合、うつり・食い込みは相互的でない。片側に穴があいている。それを「踊り」の問題として考えようとしていたのだった。
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体は重く、具体的だ。重さを通して、さまざまな物と具体的で相互的な関係に入ることができる(非人間に拡張されたコンタクト・インプロヴィゼーション)。重さがちがいすぎず、危険すぎないかぎりで。食べられたり襲われたり潰れたり逃げたりしないかぎりで(知らない大型犬に体を押しつけられるとき)。
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ふり・ふるまいのうつりは、重さのやり取りを要しない点でこれと異なる。しかし想像の世界のことではない。具体的な体のことだ。
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ふりの履歴は、体に堆積して習慣となり固着する。そこに異なるふりが重ね書きされるとき、何が起きるのだろうか。それは私の外への表出としては、どんな意味をもつのだろう。
予約方法:
※定員に達したため、予約受付は終了しました。当日券も若干数ご用意しております。
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平倉圭
1977年生。芸術学。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。芸術制作における知覚と行為の働きを研究している。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、第二回表象文化論学会賞受賞)、『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(共著、森話社)ほか。