2026.1.20火
鴻英良 追悼企画トークイベント Vol.3
「身振りがダンスになる時」
登壇者
國吉和⼦(舞踊研究・評論)
川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)日時
2026年
1/20(火) 19:00〜21:00参加費
2,000円
※要事前申し込み
※当日視聴できない場合、お申し込みいただいた方には、イベント終了後、アーカイブ動画をご覧いただけます。
※終了後に懇親会(別途会費1,500円程度)もあります。ぜひ合わせてご参加ください。
「Thinking with Joy, Together―― これこそが演劇の本質的姿だったのだ。私の思考が他者の思考と干渉しあう。劇場には波動のように伝わる何かが生起しているからだ。」
――鴻英良
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本企画は、2024年12月に逝去した批評家・鴻英良の追悼集刊行を機に、氏の遺した言葉と思考を出発点として、いま私たちが「21世紀の芸術」を、共に考える場として立ち上げられた連続トークイベントです。
鴻英良の言葉には、「死」が通低音として流れている。だがしかし、それは同時に「生」を強く照射する。
歴史という大きな物語に飲み込まれようとする力なき者たち――小さく儚い存在、死に向かう者、すでに死んでいる者たち。そのささやかな身振り、生きようと抗うその身振りは、ときに大きな暴力に拮抗する力を持ちうるのではないか。
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そのような視点から鴻は、前世紀の身体表現を「身振り論」として読み解き、21世紀の芸術への強い危機感とともに、実際の表現の現場に立ち会いながらその重要性を説き続けてきた。従来の枠組みを超えて、身振りがダンスとして立ち現れる瞬間。その考察は、現代ダンスを考える上で、いまなお多くの示唆を与えてくれる。
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本トークでは、「虚体、死体、そして〈外〉へ――二十一世紀のダンスの理念に向けて」(2017年)、「死と身振り」(2006年『現代思想』6月号)などを基本テキストとし、ピナ・バウシュからウィリアム・フォーサイス、舞踏に至るまでを広い視野に収めながら、鴻が提示した課題が、どのようなかたちで受け継がれていくべきなのかを、実践者とともに考えていく。
お申込み:
https://forms.gle/CB3guDiodYGoenLp8
お問い合わせ:
猿の演劇論
thetheatretheoryoftheapes@gmail.com

國吉和⼦(舞踊研究・評論)
著書『夢の⾐裳、記憶の壺ー舞踊とモダニズム』(2002年、新書館)、編著に市川雅遺稿集『⾒ることの距離ーーダンスの軌跡1962 1996』(2000年、新書館)、主な論考「『病める舞姫』試論ーーそして絶望的な憧憬」(『⼟⽅巽⾔葉と⾝体をめぐって』⾓川学芸出版、2011年)、など。トヨタコレオグラフィーアワード審査員(2002〜2004)。

川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)
学生の頃よりパントマイムを基礎としたムーブメントシアターを学ぶ。1990年よりダンスカンパニーATA DANCE を共同主宰。その後1996年ダムタイプに参加。00年よりソロ活動を開始する。異分野アーティストとのコラボにより「演劇でもダンスでもない、まさにパフォーマンスとしか言いようのない(石井達朗、朝日新聞)」ソロ作品群を発表。近年は『大野一雄について』(2013)などで舞踏を参照し、国内外40都市以上を巡演。21年には「Tokyo Real Underground」芸術監督、パフォーマンスイベント「INOUTSIDE」共同企画運営を務めた。最新作は『バラ色ダンス—-純粋性愛批判』(2022)。