お笑い批評は可能か? しゃべることと書くこと、その拮抗について<br>『スピード・バイブス・パンチライン』刊行記念トークショー

2024.10.1

お笑い批評は可能か? しゃべることと書くこと、その拮抗について
『スピード・バイブス・パンチライン』刊行記念トークショー

つやちゃん×西村紗知×佐々木敦

出演

つやちゃん、西村紗知、佐々木敦

日時

10/1(火)19:00スタート

入場料

予約 1,500円
当日 2,000円

10.1 TUE19:00
  • オープンはスタートの30分前から

M-1、キングオブコントをはじめとする賞レースの話題にとどまらず、テレビ、ラジオ、YouTube等あらゆる日本のメディアを席巻するお笑い芸人たち。彼らが生み出す「笑い」とは、いわば企業秘密であり、当事者の口からはあるラインを越えた語りはほとんどみられない。お笑いに感動する我々は、であるならば、面白い芸人を追いかけ応援するしかないのだろうか? その秘密を考え、言葉にしてみることはできないのだろうか? 本イベントではそういった、お笑いを分析し記述することについて考えてみます。
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登壇者は、今年7月に刊行した『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』(アルテスパブリッシング)でM-1漫才とラップを重ね合わせ、現代の語り方の特徴を探求した文筆家・つやちゃん。
そして、2021年に「お笑いの批評的方法論あるいはニッポンの社長について」を『文學界』に寄稿し、初の評論集『女は見えない』(筑摩書房、2023)でも「愛と消費」というテーマからDr.ハインリッヒを論じた批評家・西村紗知。
さらに司会(仲裁人)として、『ニッポンの音楽』『ニッポンの文学』『映画よさようなら』などの著書をはじめ、日本のさまざまなエンターテインメントを言語化し、分析してきた批評家・佐々木敦を迎えます。
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「お笑い観が全然違う」とつやちゃんが話す西村紗知、そのふたりのお笑いを題材にした「しゃべること」と「書くこと」をめぐる議論にご期待ください!

チケットご予約方法:
アルテスパブリッシングのウェブサイトでご購入(Paypalとクレジットカードでのお支払い)
https://artespublishing.com/news/1001scool_svp/
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または info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「10/1」本文に「名前」「電話番号」「枚数」をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
※体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮ください。

お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp

つやちゃん

文筆家。B-Side Incubator理事。メディアでの企画プロデュースやアーティストのコンセプトメイキングも多数。著書に、『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』(DU BOOKS、2022)や『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』(アルテスパブリッシング、2024)、監修書に『オルタナティヴR&Bディスクガイド』(DU BOOKS、2024)がある。

西村紗知(にしむら・さち)

批評家。1990年、鳥取県生まれ。東京学芸大学教育学部芸術スポーツ文化課程音楽専攻(ピアノ科)卒業。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻(美学)修了。2021年、「椎名林檎における母性の問題」ですばるクリティーク賞を受賞。Web批評誌「メルキュール・デザール」同人。著書に『女は見えない』(筑摩書房、2023)がある。

佐々木敦(ささき・あつし)

1964年、愛知県生まれ。思考家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。近著に『成熟の喪失 庵野秀明と“父”の崩壊』(朝日選書)、『「教授」と呼ばれた男 坂本龍一とその時代』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『映画よさようなら』(フィルムアート社)、『半睡』(書肆侃侃房)があるほか、著書多数。