荒木優光『ラウドアーカイブス2020|パブリックアドレス-音場2020、増幅する部屋2020』

2020.2.13 - 2.16

SCOOLセレクション 2020

荒木優光『ラウドアーカイブス2020|パブリックアドレス-音場2020、増幅する部屋2020』

日程

2/13木
15:00 (A) / 19:00 (B)★
2/14金
15:00 (B) / 19:00 (A)
2/15土
15:00 (A) / 19:00 (B)
2/16日
15:00 (B) / 19:00 (A)★

A. パブリックアドレス-音場2020
B. 増幅する部屋2020

★アフタートーク
2/13木 19:00 ゲスト:佐々木敦
2/16日 19:00 ゲスト:栗原ペダル(neco眠る、NEW MANUKE)

料金

各回:予約2,300円 当日2,600円
A・Bセット予約:3,500円(※予約のみ)

2.13 15:00 (A)19:00 (B)★
2.14 15:00 (B)19:00 (A)
2.15 15:00 (A)19:00 (B)
2.16 15:00 (B)19:00 (A)
  • 開場は開演の30分前から
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本企画は、音響アーティスト・音楽家の荒木優光(Masamitsu Araki)によるシアターピースより、パブリックアドレス-音場2(2013)、増幅する部屋(2018)の2作品をリエディット・アップデートして上演します。荒木によってしつらえられた独自の形態の音響/音楽作品に出会う機会に是非ご参加ください。
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『ラウドアーカイブス2020』とは、かつて・ここではない場で収録された音を起点とし、それら記録物が我々とどういった交流を持ちうるのかを検証するプロジェクトである。かつて記録され、対話を繰り返したデータ。さながらゾンビとして、再び生まれ出てうごめく仮死状態のサウンド(データ)は、ある種の召喚術のソースと捉えることもできるかもしれない。なにせ、今・ここは、かつて記録された場とは遠く離れた場所である…
荒木は、ある意図と用途を持って(持たずに)収集したゾンビデータとの対話を繰り返し、今・ここ、の現場に徘徊させようとしている。ゾンビデータは誰と手を取りどこまで旅をするのか。永遠と一日。陽気でありながらも儚い、そんな旅になることを期待している。

A. パブリックアドレス-音場2020(2013)_※上演時間:約60分
生まれつきの全盲である横田光春さんの部屋に荒木が訪れ、日々の生活についての対話を始める。テレビを見たり、隣の学校の吹奏楽部の練習音などを聞きながら、対話は進む。横田さんの耳を少しだけ借りて、音の場をひたすら見つめる。
「えー、横田光春って言います。年齢27歳です(2013)。まったく目が見えてません。生まれつきの全盲です。好きな食べ物はじゃがいもで、最近はダンスとかバレーとかドラムとかやってます。夢は、バッティングセンターでホームランを打つこと。ぼちぼち、楽しくやってます。」
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<クレジット>
サウンド・構成|荒木優光
声|横田光春、荒木優光
スタッフ|生実慧、土屋光、荒木優光
協力|京都ライトハウス、Fighting Dragon Family

B. 増幅する部屋2020(2018)_※上演時間:約45分
幼い頃。何もすることがない田舎で、部屋の窓から屋根に出て、屋根の上に布団を敷き、部屋の中でテクノをかけて、屋根の上の布団でその漏れ音と近所の風景(音)を混ぜて聞くのが日課だった。空を見ながらあらゆる要素が関係を結び、混じり合って行くような感覚。心地よい睡眠を誘発したことも相まってか、謎のゾーンに突入するのがとても心地良かった。
部屋に関するいくつかのエピソードを起点として音響を構築していく。
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<クレジット>
サウンド・構成|荒木優光
スタッフ|生実慧、土屋光、荒木優光

予約方法:
info@scool.jp にてメール予約受付。
※「2/16日19:00」の回は定員に達したため、予約受付を終了しました。当日券もお出ししますが、立ち見のご案内になる可能性がありますのでご了承ください。
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※件名「ラウドアーカイブス2020」、本文に「名前」「電話番号」「希望日程」「枚数」をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※「A・Bセット予約」を希望の方はその旨もご記載ください。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。

お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp

助成:公益財団法⼈ アイスタイル芸術スポーツ振興財団
主催:荒木優光
共催:SCOOL

荒木優光

1981年山形県生まれ。音響アーティスト・音楽家。京都府在住。音楽やフィールドワークを起点として独自の音場空間を構築する。作品はマルチトラックオーディオによるシアターピースやパフォーマンス、インスタレーションなどで展開。サウンドデザイナーとしてのコラボレーションも多い。アーティストコレクティヴARCHIVES PAY、音楽グループNEW MANUKEのメンバー。