2019.5.24金 - 5.26日
劇団ダンサーズ旗揚げ公演
岸田國士『動員挿話』
日時
5月24日(金)19:30〜 ☆
5月25日(土)15:00〜
5月26日(日)15:00〜 ☆
☆アフタートークあり。
トーク・ゲスト:
24日(金)佐々木敦
26日(日)飴屋法水料金
予約 2,500円
当日 2,800円
演出・出演:
岡田智代
神村恵
白井愛咲
白井剛
新宅一平
福留麻里
_
文芸部:桜井圭介、渋革まろん
セノグラフィーアドバイザー:杉山至
衣装アドバイザー:臼井梨恵(モモンガ・コンプレックス)
イラスト:小林耕平/チラシ・デザイン:白井愛咲
協力:土屋光(SCOOL)
主催:ダンス作戦会議
予約方法:
※全回定員に達したため、予約受付を終了しました。各回当日券も若干枚お出しします。なお、立ち見のご案内になる可能性がありますので、予めご了承ください。
_
info@scool.jp にてメール予約受付。
※件名「動員挿話」本文に「名前」「電話番号」「希望日程」「枚数」をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。
お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp
『集まると使える』(羽鳥嘉郎編著)では、「集まる」ことと「使える」ことが 問題化される。あえて単純化して、「集まれば使えるのか」と言い換えてみる。 その問いこそ、今やもっとも緊急性があると考えるからだ。「使える」が自明らしいメインストリームから遠く離れ、集会(アセンブリ)=「ダンス作戦会議」 に「集まる」人びとが、「劇団ダンサーズ」として岸田國士!を上演する。ダンスによる演劇? 演劇によるダンス? いや、そんなことより、「集まれば使える」 かどうかこそが問われる。
(内野儀)
■「劇団ダンサーズ」は「ダンス作戦会議」から生まれたダンサーによる演劇プロジェクト。
ダンスの枠組みの中で演劇的手法を用いるのではなく、ダンサーがあえて演劇を演劇として実践することで、演劇の中にあるダンス的な可能性を探る。
日本近代演劇の代表的な戯曲を取り上げ、メンバーによる演出・出演のもと順次上演を予定している。
_
■岸田國士『動員挿話』(1927年)の舞台は明治37年の日露戦争前夜。出征を控えた宇治少佐は馬丁友吉を供として連れて行こうとするが、その妻数代は頑なに抵抗する。友吉は世間体や義理から、出征する決心を妻に告げる。自分は死を選ぶという説得にも耳を貸さない夫に、数代は絶望し立ち去るが・・・
_
青空文庫『動員挿話』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/52309_46706.html
※上に掲載の文章に関するお詫びと訂正
この度、劇団ダンサーズの公演「動員挿話」チラシおよびウェブサイト掲載の内野儀氏の文章中、“「集まれば使える」(羽鳥嘉郎)のか?この問いにこそ、今やもっとも緊急性がある。” という一文がありましたが、これは、羽鳥嘉郎氏の著書名『集まると使える—80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』(※)の「集まると使える」を内野氏が記憶違いから「集まれば使える」と誤って表記したものであり、さらに “「集まれば使える」(羽鳥嘉郎)” という表記の仕方も、羽鳥氏が「集まれば使える」という「発言」をした、あるいは「集まれば使える」というコンセプトを提唱している、というような誤解を招きかねない表記になってしまった、と認識いたします。
これは劇団ダンサーズのメンバー全員の確認・認識不足によって起きたことであり、一同深く反省しております。羽鳥嘉郎氏および当該書籍に関わった方々、また、チラシを手にとってくださった方・ウェブの情報を閲覧された方に対しても深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
つきましては、内野氏の文章も、ご本人の加筆・修正による上記の文章に差し替えさせていただきました。
※『集まると使える—80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』は、2018年に出版された「80年代から90年代初頭にかけて発表された論考や座談会に、390を超える脚注を加え、演劇の可能性を問い直す(※1)」書籍です。(※1 ART iT Webマガジン https://www.art-it.asia/top/admin_ed_news/192738 より引用)
下記のページより書籍の詳細・目次をご覧いただけます。(出版社「ころから」公式サイト) http://korocolor.com/book/atsumarutotsukaeru.html
ダンス作戦会議
ダンサー・振付家や批評家・制作者など「ダンス当事者」が流動的に集まる場として2018年10月に発足。すでに行われているダンスを巡る議論ではなく、新たなダンス実践のための作戦立案および実行を目的とする。
岡田智代
1956年生まれ。大学卒業後ダンスから離れ、三児の母になった後再び踊り始める。ソロ活動の他、ジェローム・ベル、山下残をはじめ国内外振付家の作品に出演。近年は演劇にも活動の幅を拡げる。静謐な時間と炸裂するエネルギーを併せ持ち、生きるように踊る。
神村恵
振付家・ダンサー。2004年より活動を開始する。物質としての身体、言語に規定される身体、他者との関係によって動かされる身体など、身体を様々な側面から観察し、作品を制作・発表している。2016年より美術家 津田道子とのユニット「乳歯」を始動。
白井愛咲
ダンサー・振付家。立教大学映像身体学科を卒業後はソロで活動するほか、神村恵カンパニー、尾花藍子作品、かえるPなどに出演。ダンスを現象学的に捉え、予期と反復による想起を意識した作品を創る。街歩きダンスユニット「アグネス吉井」としても活動中。
白井剛
1998年「study of live works 発条ト(ばねと)」設立。2006年、活動単位「AbsT」を設定。 作品毎に形態を変えながら活動を行う。様々な対象と交感し揺れ動く身体性と視点が評され、音楽・美術など他ジャンルとのコラボレーションも企画される。
新宅一平
ダンサーとしてBABY-Q、off-Nibroll、伊藤キム、今貂子、小野寺修二、鈴木ユキオ、田畑真希、山下残らの舞台に出演。2011年、さらなる舞台表現の可能性を探るべく、ファンシーな創作ダンス集団「ドドド・モリ」を結成し公演を重ねる。
福留麻里
ダンサー・振付家。2001年より新鋪美佳とのダンスデュオほうほう堂として活動。2014年ソロ活動開始。作品発表をはじめ、道、川原、公園、誰かの家、誰かや何かとのコラボレーション等、様々な人や場、状況と共に踊る。