いぬのせなか座<br>連続講座=言語表現を酷使する(ための)レイアウト<br>第3回「10日間で作文を上手にスル方法」

2019.2.2

いぬのせなか座
連続講座=言語表現を酷使する(ための)レイアウト
第3回「10日間で作文を上手にスル方法」

講師

いぬのせなか座

日程

2月2日(土)18:00スタート

料金

2,000円

2.2 SAT18:00
  • オープンはスタートの30分前になります。
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ぼくたちはいぬのせなか座といいます。創作集団とか、言語表現グループとか呼ばれていて、最近では「狂犬」なんてチャーミングな称号もいただきました(注1)。鈴木、なまけ、山本、hと、これを書いている笠井の5人組です。
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『いぬのせなか座1号』(2015/11/23)、『いぬのせなか座2号』(2016/5/1)の刊行後、『灰と家』『地上で起きた出来事はぜんぶここからみている』『座談会4』『私的なものへの配慮 No.3』『2018.4』『てつき1』を制作・販売しています。
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その他にも座談会、トーク、朗読、上演、書評、インタビュー、時評、撰集、選評、執筆、編集、デザイン、装釘、対談と、あちこちからの依頼でたくさんの仕事を積み重ねてきました。「美術手帖」や「現代詩手帖」で小企画を持たせていただいたり、歌集『Confusion』のプロデュース(僭越!)をお任せいただいたりもしました。
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いずれも、来たるべき『いぬのせなか座3号』のために欠かせない経験として、ぼくたちに蓄えられてきました。それらを踏まえ、拾い上げ、抜き出し、磨いて、束ねて、いくつかの線を引き直していく。その積み重ねの場として、SCOOLの連続講座にも(圧)力を注いでいます。
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第1回は「言葉の踊り場」と題して、日本語による近現代詩の技術表現史を扱いました。第2回「主観性の蠢きとその宿――呪いの多重的配置を起動させる抽象的な装置としての音/身体/写生」は、主観性(subjectivity)や「私」(personality)、物性(objectivity)といった語をめぐって、言語表現を酷使するための理論づくりを行いました。
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要は、歴史参照によって文脈と論点を洗い出し(第1回)、作品分析と用語定義による体系化を試みた(第2回)わけです。だから次は、体系の整理と論点の拡張、適用可能性の試験なんかを行うとよさそうです。ぐにゅぐにゅに姿かたちを与えてあげるのだとも言えます。
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そんなわけで、第3回は、次号の市場調査と商品企画の基礎づけを兼ねた講座にできたらなと思っています。できれば、ご来場のみなさんにもそれに加わってほしいです。
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ざっくりいうと、当夜は、「忘れないうちに」(時系列の即時性)、「長生きしよう」(共同体の持続可能性)、「遠くへ行きたい」(文字の伝達性)、「迷わないように」(空間の識別性)といった話を、テキストデータを現代風に取り扱う方法をめぐって話すでしょう。
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人類だけがもの書きになれるだなんて穏和な時代は、とっくの昔に終わったのかもしれない。その先に何が待っているのか。その将来の簡単な設計となる、信じるに足る未来をめぐるフィクションを、この国の芸術はどう作れるか。文章の読み方・書き方を主に扱いつつ、そのヒントになるような講座にしたいからです。
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なので、演題は「10日間で作文を上手にスル方法」にしました。10日間は240時間です。高校国語なら約8単位分、日本語字幕なら少なくとも345.6万字、文庫本なら約19.1冊に換算されます(筆者試算)。この限られた時空間を、虚実の皮膜で、理想と現実の狭間で、冷静と情熱の間で、どれだけしっかり、ゆったり、たっぷり扱えるか。第3回のテーマはこの問いに集約されるでしょう。
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当夜は2時間半から3時間ほどお付き合いいただきます。仮に、全5幕としました。まず、話の枕として、『私的なものへの配慮 No.3』のExecutive Summaryをお聴きください。つづけて4幕を、いぬのせなか座のみんなで語ります。10日間あれば何が学べるか。これは算数の問題です。8単位で何が教えられるか。これは社会の問題です。12万字でどこまで書けるか。これは理科の問題です。20冊をどう選ぶか。これは国語の問題でしょう。それぞれを話すのにうってつけの、旬な素材を取りそろえております。
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合間にこまめな休憩も挟みます。質問や告知も歓迎です。やり方は第2幕が始まる前に伝えますが、待ちきれない方は「いぬのせなか座」と本文に含めてtweetしてみてください。きっと「狂犬」たちがものすごい勢いでエゴサーチし、片っぱしから「いいね!」しに来ることでしょう。
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台本の草稿は、こちら(https://docs.google.com/document/d/18-YBpYXyVHCRsWpQ2cxgnU0X6e4cG8BwvDtRhx3mP6I/edit)に置いておきますね。本番の進行はわりと変えちゃうつもりですが。
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(ちなみに、きつねはイヌ科で、とらはネコ科、ひつじはウシ科、すいかはウリ科で、ぼくたちは霊長目ヒト科ヒト族ヒト属のヒトです。)
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注1:https://twitter.com/jiro57/status/1070454962230976512

予約方法:
※定員に達したため、予約受付は終了しました。当日券も若干数ご用意しております。
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info@scool.jp にてメール予約受付。_
※件名「いぬのせなか座」本文に「名前」「電話番号」「枚数」をご記入ください。こちらからの返信をもってご予約完了となります(24時間以内に返信します)。定員になり次第受付を締め切らせていただきます。
※予約キャンセルの場合は、お手数おかけしますが、 必ず事前にご一報ください。

お問合せ:SCOOL
メール info@scool.jp

いぬのせなか座

山本浩貴(1992年生)+h(1993年生)、鈴木一平(1991年生)、なまけ(1991年生)、笠井康平(1988年生)からなる制作・批評グループ。詩や小説、散文作品の制作はもちろん、書籍の編集・デザインやパフォーマンスの上演、『ユリイカ』『文藝』『現代詩手帖』など各種媒体への批評・論考の寄稿など、さまざまな角度から言語表現の可能性や他表現ジャンルとの関係、共同制作の手法や意義などを考え、提示している。