新・東京修学旅行プロジェクト<br>『クルド編』前夜祭

2018.7.12

新・東京修学旅行プロジェクト
『クルド編』前夜祭

日程

7月12日(木)

第一部 16:00〜

■裁判書類(難民認定手続きに関する陳述書、訴状)の朗読
※出入り自由・無料

第二部 19:00〜

■『新・東京修学旅行プロジェクト』とは?(高山明)
■クルドについてのレクチャー
■『今日の風、何色?』上映(2015年制作)
■在日クルド人への公開インタビュー
※ 要予約(1500円+1Drinkオーダー)

7.12 16:0019:00
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住み慣れた街が、学びの場に—
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『新・東京修学旅行プロジェクト』は、PortB/高山明による、難民(申請者と不認定者を含む)を「ガイド」に東京を「修学旅行」するプロジェクト。この旅行を通じて、参加者は難民の実態を知ることになり、難民と交流し、難民の目から見た東京を見直し、東京にある難民の痕跡を知ることができます。
今回は旅行前日に、前夜祭を開催します。在日トルコ系クルド人が出演する『今日の風、何色?』上映に始まり、在日クルド人への公開インタビュー、クルドに詳しくなるためのレクチャーなどを通じて、旅行前の準備に参加してみませんか?
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WEB予約ページ:http://schoolexcursionkurds.peatix.com/ 
*予約受付は所定人数に達したため、終了致しました。尚、19:00からのプログラムの当日予約無しのご参加ですが、若干人数でしたらお入り頂けます(18:30より受付開始)。スペースの都合上、お立ち見もしくは場合によってはお入り頂けない可能性がございます。ご了承頂けますと幸いです。

16:00-18:30(出入り自由・無料)
■ 裁判書類の朗読(難民認定手続きに関する陳述書、訴状)
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19:00-21:30(要予約 1500円+1Drinkオーダー 予約ページ)
■ 『新・東京修学旅行プロジェクト』とは?(高山明)
■ クルドについてのレクチャー
■ 『今日の風、何色?』上映(2015年制作)
■ 在日クルド人への公開インタビューu
受付開始は18:30からになります。

『今日の風、何色?』について
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Aさんはトルコ系クルド人「難民」である。難民に「」がついているのはまだ難民認定されていないためだ。17歳のときに徴兵を拒否して来日してから、東日本入国管理センターに2度、計4年あまり収容されていた。その間に日本語を学んだという。ひらがなもカタカナも漢字も全く読めなかったAさんは、漢字辞典と国語辞典を使い、独学で日本語を習得した。教材は裁判の訴状と答弁書だった。なにが書いてあるかを理解したくて、一日12時間勉強したそうだ。Aさんが書いた一通の手紙を、その日本語を、小さな映像作品にした。
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—高山明
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お問い合わせ:portb.info@gmail.com(担当:戸田、田中)
主催:Port B

Port B

2002年東京にて結成。高山明を中心にプロジェクトごとに形を変えて作られる創作ユニット。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験的プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、多岐にわたる活動を展開している。いずれの活動においても「演劇とは何か」という問いが根底にあり、演劇の可能性を拡張し、社会に接続する方法を追求している。

高山明

1969年生まれ。2002年、演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。主な作品に『シドニー歌舞伎プロジェクト』、『ワーグナー・プロジェクト』(横浜)、『マクドナルド放送大学』(フランクフルト、ベルリン)、『東京ヘテロトピア』、『ピレウス・ヘテロトピア』(アテネ)、『北投ヘテロトピア』(台北)、『ベイルート・ヘテロトピア』、『横浜コミューン』、『個室都市ウィーン』、『国民投票プロジェクト』(東京、福島ほか)、『完全避難マニュアル・東京版』など多数。東京藝術大学大学院映像研究科准教授。