Re-Perceive<br>「かつて」から「いま」を知覚する

2017.11.19

Re-Perceive
「かつて」から「いま」を知覚する

出演

尾島由郎+柴野さつき、ASUNA、荒井優作

日程

11/19(sun)
開場17:30 開演18:00

料金

予約2,500円 当日3,000円

11.19 SUN18:00
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「アンビエント・ミュージック」と称されるひとつの類の音楽は、
その誕生から現在に至るまで、時代の社会状況や文化、
テクノロジーの発展によって断続的に姿形を変えながら、
個々のクリエイティブな音楽家たちによって常にアップデートされ、
新鮮で、能動的な音との関わり合いを聞き手に与え続けてきました。
そしていま、周縁的な存在であった国内の電子音楽が、
海外レーベルからの再発や、現行のアーティスト達からの評価などを通して、
当時とは別の容貌を呈して、新しいリスナー達の前に姿を現し、
そうしてサルベージされた素晴らしい作品に、私たちは容易にアクセスできることができます。
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『Re-perceive』では世代、アプローチ/手法共に異なる3組のアーティストをお呼びし、
その差異の経緯から浮かび上がる、ひとつの流れのような有機/複合的な関連性と、
わたしたちはいま音楽をどのように聞いているのかという、知覚そのもののあり方を、
より広い視点から捉え直します。
「かつて」から「いま」を結ぶ音楽との関わり合いを身体を基調として知覚したとき、
アンビエント・ミュージックは、よりシームレスで開かれたもの/こととなっていくことでしょう。

問い合わせ・予約→reperceive00@gmail.com
本文に、お名前、予約枚数を明記の上、上記宛先までご連絡ください。

尾島由郎

一貫してアンビエントミュージック/環境音の世界を追求する音楽家。
自身のレーベル「複製技術工房」でカセットをリリース
代表作はソロアルバム「Une Collection des Chainons I&amp;II」「HandsSome」(Spiral)、柴野さつきとのコラボレーションアルバム「カレス(愛撫)」(Spiral)「Music for Element」( les disques des chainons)。ピアニスト柴野さつきのアルバムプロデュース、吉村弘「Pier&amp;Loft」のプロデュースなど。スパイラル(ワコールアートセンター)やリビングデザインセンターOZONE、東京オペラシティ ガレリアを始めとする各種集客施設の環境音楽を制作し、サウンドデザインやサウンドシステムの開発にも関わる。
http://www.yoshioojima.com/

ASUNA

語源から省みる事物の概念とその再考察」をテーマに作品を制作。これまでにドイツのトランスメディエイル、ベルギーのハッピー・ニュー・イヤーズなどメディア・アートの国際的フェスティバルを含めて国内外問わず展示/パフォーマンスを行なう。代表作として「Organ」の語源からその原義を省みたインスタレーション作品「Each Organ」などがある。その他「100 Keyboards」「100 Toys」などのパフォーマンスで、これまでにヨーロッパを中心に北米・アジアも含め海外15か国以上で公演し、ベルギー、イタリア、イギリス、アメリカ、日本など多数のレーベルよりレコードやCD、カセットなどのフォーマットで作品を発表している。
https://sites.google.com/site/aotoao3inch/

荒井優作

空間との交流による、私的な知覚体験の痕跡を音響作品として発表する傍ら、ラッパーへのトラック提供や、インスタレーションやファッションショーへの楽曲制作なども行っている。
https://soundcloud.com/yusakuarai