小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク<br>『原子』

2025.6.27 - 6.29

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
『原子』

出演

大石英史

演出

小野彩加、中澤陽

日程

6/27(金)19:00
6/28(土)13:00 / 17:00 記録映像撮影日
6/29(日)13:00 / 17:00

6.27 -19:00
6.28 13:0017:00
6.29 13:0017:00
  • 受付開始および開場は開演の20分前を予定しております
  • 上演時間は約70分途中休憩なしを想定して創作を行なっております(2025年5月23日時点)
  • 記録映像撮影日の上演は、記録映像撮影を行ないます

『舞台らしきモニュメント』『言葉とシェイクスピアの鳥』に続く、物体三部作・第三部、その始まり。独白劇『原子』、群像劇『フルクサス』、対話劇『愛無限』の全三篇から成る舞台『原子 フルクサス 愛無限』の第一篇。小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクによる独自のメカニズム「聞き取り」を展開してテキストを生成し、編集し、「戯曲」を創造する。

[ステートメント]
これは、我々が死後最初に訪れる場所で体験する出来事を模した戯曲の上演。人生の振り返り、次の手順の説明、現存在の自覚などについて。投げかけられる問いは現世とは無縁になる。我々はすでに、この上演の時間と空間にのみ存在するのだから。
2025年6月9日(月)小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

[大石英史 コメント]
『原子』は、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクのメカニズム“聞き取り”を使って私の言葉から戯曲が作られ、大阪の此花区にあるガレージで私が一人で通し稽古を何度も行ない、後日、“小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク”がその動画を見て演出を付けるという過程を経て、上演へと至ります。
言葉は確かに私から発されたものではあるけれど、果たしてそれが自分の言葉なのかと考えるとあやふやな気持ちになります。クリエーションという場がないと出てこなかった言葉は、自発的に話した言葉と言えるのでしょうか。
“小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク”によって編集され、組み立て直され、意味の変化した言葉は、それでも私の言葉と言えるのでしょうか。
ガレージで一人で稽古している通しの時間は、私一人の時間と言えるのでしょうか。
ここに書かれている文章は、私の意志で書いているのでしょうか。
上演は、私にとって興味深いものとなるでしょう。観客の皆様にとっても同様に興味深いものとなることを願っています。

[あらすじ]
『ドラゴンボール』の悟空──
『僕のヒーローアカデミア』のデク──
浦飯幽助──
桜木花道──
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ジャンプの主人公で頭が埋め尽くされている「私存在」が語る物語と日常。
喋った言葉を編集して創られた戯曲『原子』を片手に、「私存在」は問う。
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どう見えているでしょうか──
どんな職業の人に見えますか──
想像してみてください──
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鏡であり空洞である「私存在」は、全く同じことを言っているはずなのに全く反対の言葉を言っているように聞こえる言葉を使って説得する。
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「私存在」は──
現れる時は瞬間──
消える時は徐々に薄まっていく──
アイデアと一緒です──
アイデアと一緒なのでしょうか──
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これは、物語の、始まり。

[チケット]
2025年6月7日(土)10:00より / 一般チケットおよびサポートチケット発売中
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teket / チケット購入はこちらから
https://teket.jp/10669/51639
※チケット購入には会員登録 / ログインが必要です
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前売券
電子チケット 日時指定 全席自由
一般 / 2,900円
※一度購入されたチケットは、お客様のご都合によるキャンセル、返金、変更はお受けできません
※車椅子をご利用の方は、事前に必ずご連絡をお願いいたします
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スペースノットブランクサポートチケット:3,900円(サポーターとしてクレジット掲載)
※サポートチケットの売上は、事業を実施するために不足している経費に充てられます
※サポートチケットをご購入のお客様へ、チケット購入後、御礼のメールとGoogleフォームのリンクをお送りいたします。Googleフォームのリンクにアクセスいただき、クレジット掲載のご希望をお答えください
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当日券
当日現金支払(受付開始時刻より受付にて発売予定)
一般:4,000円
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前売券
早得チケット販売期間(2025年5月31日(土)10:00 – 6月6日(金)23:59)は終了しました
早得 / 2,400円(各回10枚限定・販売期間限定)

記録映像:日景明夫
記録写真:高良真剣
協力:公益財団法人セゾン文化財団
主催・企画・製作:スペースノットブランク
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お問い合わせ:
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
spacenotblank@gmail.com

大石英史

大阪府出身。俳優。2015年から2020年までdracomに登録メンバーとして参加。過去には、ルサンチカ、土田英生、ティッシュの会、ブルーエゴナク、お寿司、孤独の練習、akakilike、市原佐都子 / Q、維新派などの作品に出演。現在、映像ディレクターのbushi、詩人の辺口芳典とハナタロというチームを結成し、演劇の創作を行なっている。小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクへの出演者としての参加は、『言葉とシェイクスピアの鳥』に続き2度目となる。
大石英史 X:https://x.com/eiji_oishi

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しいメカニズムを統合して用いることで、現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境と関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエーションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク Instagram:https://www.instagram.com/spacenotblank/
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク YouTube:https://www.youtube.com/@spacenotblank