猿の演劇論 特別編

2017.4.15

鴻 英良による挑発と洗脳のための

猿の演劇論 特別編

日程

4月15日(土)15:00〜17:30

参加費

1,500円 *要事前申し込み

4.15 SAT15:00
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演劇から世界の今を問うダイナミックな思考が再び!
「鴻 英良による挑発と洗脳のための猿の演劇論」は、鴻氏が自らの体験のなかで捉えた近現代演劇の精神史を振り返りつつ、近代的な「知」の転覆を図る実験的な講義です。
初めての方でも参加していただけます。皆さまのお申し込みをお待ちしています!

「革命なき戦争の時代に向けて」
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2015年に始まるこの一連の講義は、演劇の世界史的構造の解明を目指して進められてきました。たとえば、古代ギリシアにおける叙事詩の誕生からトラゲディアの出現、そしてコメディアへの変遷、それが世界史の転換を提示するものとして考察されました。芸術的活動の中心に構築的な思考(哲学や演劇)が置かれることによりアテナイの民主政が成立し、やがてその崩壊がコメディアによって告げられたのです。歴史は本当に繰り返すのか? 二十世紀から二十一世紀への移行に当たって、いま世界は、戦争と革命の時代ではなく、革命なき戦争の時代に突入しつつあります。そのことが演劇にどのように刻印されているのか。この特別編は、アジア・アフリカ・南アメリカをも視野に入れつつ、われわれの時代におけるポスト・インペリアルというヴィジョンの生成とその早すぎる消滅と演劇との関係を見据えようとする第2期の予告編でもあります。

予約方法:
お申し込みは「お名前」と「人数」を明記のうえ、下記アドレスまで。
thetheatretheoryoftheapes@gmail.com

企画・運営:椙山由香
共催:SCOOL

※ 「猿の演劇論」 第2期、SCOOLにて2017年9月より開講予定。
2015年に約1年に渡って開催された猿の演劇論がこの秋、より深化したテーマと共に第2期を開講する運びとなりました。詳細が分かり次第、Facebookなどでお知らせいたします。

鴻 英良

演劇批評家。1948年生まれ。専門はロシア芸術思想。ウォーカー・アート・センター・グローバル委員、国際演劇祭ラオコオン芸術監督、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター副所長を歴任。『シアターアーツ』『舞台芸術』など数々の演劇雑誌の編集長も務めた。著書に『二十世紀劇場ー歴史としての芸術と世界』(朝日新聞社、1998)など。